福田平八郎

ふくだ へいはちろう

FUKUDA Heihachiro

安石榴

ざくろ

Pomegranate

1920(大正9)

技法・材質

絹本彩色

Tecniques,materials

Color on silk

形状

額装

Shape

Framed

日本画

Japanese-style Paintings

大正

Taisho period.

210.0×107.0

福田は､｢雪｣で1919年の第一回帝展に初入選を果たすが､本作品は翌年の帝展出品作。渦巻くような動勢をともないながら勢いよく伸びる安石榴の枝ぶりなど後年の作品には見られない動的な表現が印象的な作品である。中国宋元院体画を意識したような独特な写実表現は､当時､京都の若手作家を中心に絶大な支持を集めていた国画創作協会の画家たち､中でも榊原紫峰の影響が指摘できる。