作品詳細Detail of work

詳細情報 DetailJP-1982-0004

髙山辰雄

たかやま たつお

TAKAYAMA Tatsuo

食べる

たべる

Eating

1973(昭和48)

技法・材質

紙本彩色

Tecniques,materials

Color on paper

形状

額装

Shape

Framed

日本画
Japanese-style Paintings
昭和後期
Late Showa period.

161.5×113.5

髙山は、昭和21年、48年、60年の三度、子供の食事姿を描いた「食べる」という画題の作品を発表しているが、本作品はその二作目にあたるもの。ニュアンスの効いた赤褐色を背景に、無心に何かを食べる幼な子の姿には、不安と孤独の影さえ感じられる。髙山は以前、「食べることは悲しい」と語ったことがある。「食べる」とは、おそらく「生きる」ことをも意味するのだろう。人間存在の根源を問い続ける髙山芸術の象徴的な作例。