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髙山辰雄
たかやま たつお
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TAKAYAMA Tatsuo
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食べる
たべる
- Eating
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1973(昭和48)
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技法・材質
紙本彩色
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Tecniques,materials
Color on paper
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形状
額装
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Shape
Framed
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- 日本画
- Japanese-style Paintings
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- 昭和後期
- Late Showa period.
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161.5×113.5
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髙山は、昭和21年、48年、60年の三度、子供の食事姿を描いた「食べる」という画題の作品を発表しているが、本作品はその二作目にあたるもの。ニュアンスの効いた赤褐色を背景に、無心に何かを食べる幼な子の姿には、不安と孤独の影さえ感じられる。髙山は以前、「食べることは悲しい」と語ったことがある。「食べる」とは、おそらく「生きる」ことをも意味するのだろう。人間存在の根源を問い続ける髙山芸術の象徴的な作例。