作品詳細Detail of work

詳細情報 DetailPr-2006-0002

宇治山哲平

うじやま てっぺい

UJIYAMA Teppei

九重遠望

ここのええんぼう

Distant View of Kokonoe

1948(昭和23)

技法・材質

木版・紙

Tecniques,materials

Woodcut on paper

形状

額装

Shape

Framed

版画
Prints
昭和中期
Mid-Showa period.

17.2×13.2

戦後間もなく、福岡市から郷里の日田に戻ってきた頃の作品。当時は静物や自宅周辺の蓮畑をモティーフに簡潔な構成による油彩画を多く制作していたが、一方、日田工芸指導所に入って図案づくりにも取り組んでおり、木版画制作も継続していたようである。本作品は戦前の版画作品を想わせる山の景観を写し込んだものだが、雲の形が擬態化されているようでもあり、工芸指導所での仕事との関連を感じさせる作品でもある。