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髙山辰雄
たかやま たつお
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TAKAYAMA Tatsuo
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部屋の中
へやのなか
- Inside the Room
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1982(昭和57)
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技法・材質
紙本彩色
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Tecniques,materials
Color on paper
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形状
額装
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Shape
Framed
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- 日本画
- Japanese-style Paintings
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- 昭和後期
- Late Showa period.
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166.0×209.0
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不安げな表情で部屋の片隅に一人坐る女性。右手で左腕を抑える仕草は何かを必死に耐えているようにも見える。部屋は幾重もの壁によって下界から遮られているが、奥の扉は開け放たれ、その先に一本の道が続いている。この謎めいた場面設定の中で髙山が描き出そうとしたのは、心の奥底にあって普段はうかがいしれない人間の深層心理かもしれない。