作品詳細Detail of work

詳細情報 DetailOP-1984-0005

宇治山哲平

うじやま てっぺい

UJIYAMA Teppei

万華

まんげ

Mange

1982(昭和57)

技法・材質

油彩・画布

Tecniques,materials

Oil on canvas

形状

額装

Shape

Framed

油彩・その他
Oil Paintings
昭和後期
Late Showa period.

145.5×145.5

自らの絵画スタイルを確立し、抽象画家としてはじめて毎日芸術賞を受賞して以降、宇治山は三つに大別される連作に取り組んでいる。最初は、優雅で端麗な印象を与える「王朝」のシリーズ。続いて1977年頃から、極彩色の形象がシンメトリックな構成の中で光り輝く「華厳」シリーズ。そして死を迎える2年ほど前からは、清澄な白を基調とした淡く香り立つような「やまとごころ」のシリーズである。「万華」は「華厳」のシリーズに含まれる代表的な作例。曼荼羅を想わせる構成の中で、色彩と形象が緊密に響き合っている。