作品詳細Detail of work

詳細情報 DetailJP-1977-0027

髙山辰雄

たかやま たつお

TAKAYAMA Tatsuo

Motherhood

1970(昭和45)

技法・材質

紙本彩色

Tecniques,materials

Color on paper

形状

額装

Shape

Framed

日本画
Japanese-style Paintings
昭和後期
Late Showa period.

192.0×198.0

虚空に浮かぶ母と嬰児(みどりご)。画面上方の白い帯は、時空の無限感を示しているという。「人生はなかなかつまらん。妊娠中の母親の腹の中にいる、あの水袋の中に浮いている胎児のように、まことに頼りがない、つかみどころがないのが“生”の実体ではないだろうか。」と髙山は語っているが、生命の神秘を象徴するかのようなこの作品には、そんな髙山の「生」に対する希望と不安が、母の想いとして写し出されているようだ。